30代理系研究職のリアル過ぎる転職活動の状況を日記風にポップにお送りします。
皆さんの参考になるよう選考で落ちた企業の実名を挙げ、より具体的にうまくいった点、いかなかった点を記載していきます。
第3回は開始4週間での選考状況ですが、なんと早くも内定を頂けました!
そのあたりの経緯を述べていきたいと思います。
転職活動をしている方はぜひ自分の状況と比べて頂き、「自分ももっと頑張らないと」や、「自分はこの人に比べれば順調だ」等、参考にして頂ければ幸いです。
経歴
まず前提となる私の職歴については、第1回で詳しく記載してますので、こちらをご覧ください。
選考状況
早速、選考状況についてです。
前回までの選考状況は、こちらのサイトからご覧下さい。
それでは、2021年11月19日時点の選考状況は、こちら!
応募35社中、内定1社、書類通過2社、落選及び辞退社25社、選考中8社です。
こんな私でも無事内定を頂けました!良かった良かった。
書類通過していた3社のうち、最も志望度の高い企業だったため、この時点でその他の2社については選考を辞退しました。
内定を頂いた企業と条件交渉を行い、提示頂いた条件で内定を受諾することを伝えました。
これで今回の私の転職活動は終了となります!
内定までの過程
最終的に内定を頂けた企業でどのような選考過程だったのか、振り返っていきたいと思います。
みなさんの転職活動の参考になれば幸いです。
この企業の採用選考は、大きく下記の3つでした。
①書類選考
②一次面接
③二次面接(実際には最終面接)
①書類選考について
まず書類選考についてです。
書類選考についてのフィードバックはありませんでしたので、何が良くて通過したかははっきり言ってよく分かりません。
ただ、逆に落ちた落ちた企業から来る連絡でぶっちぎりで多かったのは、「今までのご経験とスキルが企業側の求めるものと若干異なったため」でした。
転職活動、特に私のように30歳を過ぎての転職活動では、企業側としては即戦力を採用したいと考えていると思われるので、スキルが異なったということは仕方ないことかなと思います。
今更過去の経験を変えることはできないため、書類選考を通過するかどうかはその時にたまたまあった求人との相性というのも大きいと思います。
もちろん、より通過しやすいよう様々な経験を積み、自分にはこんなスキルがあるとうまくアピールすることは大前提として、それでも相性があるというのが言いたいことです。
②一次面接について
一次面接は人事担当者との1対1での面接でした。
質問された内容は、下記のようなものです。
・弊社にどのような印象を持っているか。
・弊社の製品を知っているか。
・転職活動をしている理由は何か。
・弊社を志望した理由は何か。
非常に一般的な質問が多かったように思います。
どこの転職活動サイトにも載っていますが、新卒の就職活動とは違い必要最低限な質問をされるような印象でした。他の企業の面接でも同様です。
すなわち、質問される内容は分かっているので、それに対してどれだけ明確な回答を用意し、準備するかが転職活動の面接における肝になります。
③二次面接(実際には最終面接)について
二次面接は人事担当者1名に加え、採用されたら上司になる所長、部長、課長との4対1での面接でした。
質問された内容は、下記のようなものです。
・転職活動をしている理由は何か。
・弊社を志望した理由は何か。
・職務経歴書に記載していた過去の業務についての詳細。
・英語力について
こちらでも一般的な質問は聞かれましたが、さらに相手も理系の研究職ということがあり、過去の業務について突っ込んだ内容をかなり聞かれました。
ただそこは自分のやってきた業務であり、なおかつ相手は知らない分野であるので、緊張することなく自信を持って話せたと思います。
この二次面接を通過した場合、採用で問題ないと企業が考えれば内定、もう少し企業が判断したいとなった場合には最終面接に進むと聞いていましたが、私の場合はこのまま内定となりました。
応援してくださった方々に感謝いたします。
面接通過の極意
ここからは、私が今回の転職活動で感じた面接通過のための極意をお伝えしようと思う。
私が感じた重要な点は下記の3つ。
①「転職理由」と「その企業の志望動機」が一本の線でつながっていること
②企業分析をすること
③言いたいことをただ言うのではなく、きちんとしたコミュニケーションをとること
それぞれを解説していきたいと思います。
①「転職理由」と「その企業の志望動機」が一本の線でつながっていること
これもよく聞く内容ですが、本当に重要だと実際の面接で実感しました。
これがつながっていることで、バラバラの考えではなく一本の筋が通った考えで転職活動をし、今この企業を受けにきた、というのが面接官にはっきり伝わります。
私の場合の転職理由と志望動機(品質保証職の場合)は下記の通りでしたので、参考にしてください。
「3ヶ月前にジムに通うようになり、筋トレを始めた時に体が日に日に変化、成長していくことを実感した。この成長の実感は、私にとって何事にも代えがたい充実感を私に与えてくれた。
私生活での1時間程度の筋トレでこれだけ成長の実感を味わうことができ、人生が充実するならば、最も人生で大きな時間を閉める仕事の中で成長できれば、どれだけ人生が充実するのかと考えるようになり、現職よりも自分が成長できる環境を求めて転職活動を始めた。
自分の成長をより促す環境を考えた時に、私は次の条件を満たす会社であると考えた。
外資系などに多い成果が評価に直結する人事制度があること、一人ひとりの業務の幅が広く例えば
生産管理からお客様への品質保証までを一括して担当できる職場であること(大手では仕事が細分化され過ぎている)、英語を身につけられる職場環境があること。
これらに当てはまる職場環境が自分がより成長できる環境であると考え、御社にはこの環境があると考え応募しました。」
いかがでしょうか、自己成長というのをキーワードに転職理由と志望動機を一本の線でつないだ回答になっていると思います。
面接を受ける企業や職種によって職場環境のところは修正しましたが、このようなテンプレートで戦いました。このような回答で、転職理由や志望動機のところは特に面接官のウケが良かったように思います。
②企業分析をすること
長くなってきたので、②③は短めにしようと思います。
企業分析をしっかり行い、それを会話の中の随所で挟むことで「真剣に御社に入りたいんです」という気持ちが伝わるように感じました。
私の場合、製品や売上などを把握するのはもちろんですが、とにかく沿革を頭に叩き込みました。
そうすることで、ふと人事担当者が「私も15年前に転職してきてこの会社にいるんだけど」と言った時に、「じゃあ10年前のあの大きな成果を出した際は会社にいらしたんですね。その時の社内の様子はどうでしたか?」とか、質問をするきっかけになりました。
また、面接の中で人事から簡単に企業説明をして頂けたんですが、その際に職場の様子の写真が映し出されたので、「ホームページで5年前に新棟を設立したとありましたが、おかげで本当に綺麗な職場ですね」とコメントすることもできました。
このように沿革を見ておくことで様々なタイミングで話のきっかけになることがあります。ぜひ皆さんもよくチェックしておくことをお勧めします。
③言いたいことをただ言うのではなく、きちんとしたコミュニケーションをとること
これは②でも言いましたが、とにかく「会話のキャッチボールを意識すること」です。
緊張もしている中でなかなか難しいかもしれないですが、質問されたことを回答するだけではただの口頭試問になり、試験のようになってしまいます。
そうではなく、”面接”にするためにはキャッチボールが必要だと感じました。
はい、そうですね、などと言うだけでなく、相手の発言の中で返せると思った時には積極的に何かしらのコメントをして話題を掘り下げることで、コミュニケーション力を評価してもらえたように思います。
気をつけなければならないのは喋りすぎることですが、そうでなければ適宜相手の発言に対して何かのコメント付きで返すのは有効だと思いました。
そのためのツールが②の企業分析です。
今後に向けて
いかがだったでしょうか。
このように考えながら面接対策を行い、無事内定をいただくことができましたので、この私の経験が少しでも皆さんのお役に立てば幸いです。
また、転職はこれからがスタートです。新しい職場でどう活躍するか、今まで以上に頭を使って頑張っていこうと思います。
その前に退職交渉をどうしたかや、引越しをどうしたかなども随時発信していこうかと思いますので、そういった情報も皆さんの参考になれば幸いです。今後もお楽しみに!
それでは。
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